舌の口内炎が一週間も治らない。そんなとこから歳をとるな、俺。
どうも、本城雪那です。
遂に二週間前となった。
ヒノカサの公演である。劇場でやるには初めて、人の作品で上演する。以前学校では野田秀樹さんの戯曲をやったことがある。
あ、今回はオリジナルじゃないんだ。ってよく言われる。このオリジナルじゃないんだという響きには、二つ選択肢があると思う。
いっつも雪那君の作品楽しみにしているのになー、という好意的な角度と、やっとお前のじゃないのが見れるのかという少しホッとしたような角度の二つである。
こういうのって何故か露骨に出されるよね。特にホッとした奴なんか顔から全身から、プロの作品なら興味あるという感じを全面に出してくる。「あ、今回はプロのなんだ、へー。いいね」おい、と。ちょっと待てよ!俺の脚本の時はもっとなんか言うじゃねえか!
「分かりにくいやつねー」とかすぐ言うじゃない!
プロって付いたら安心感出すの止めてほしいんだよなあ。
これは何も今回に限った話ではない。
親戚とかだってそうだよ。舞台をやってることに対して何かを聞くときにすぐにアマチュアという単語を出してくる。
「でも、アマチュアでしょ?まだ」
実態を知らないおばさまは、すぐにそのプロという響きで判断する。あれが僕の眉間にシワを寄せてくる。しかし、その感想がマジョリティで、結局プロでないと大衆は興味がでないのだ。
プロが良いとは分かりつつプロの舞台は観に行かねえだろ!お前ら!
その気分でお腹一杯になりやがって。
これから、これからと自分をなだめながら、今回も最高のアマチュア作品を作り上げている。プロの脚本にアマチュア演出の下克上である。
どちらが勝っているか。それだけでも確認をしに来てほしい。
お楽しみに。
ヒノカサの虜 第6回公演
『Right Eye』
作:野田秀樹 演出:本城雪那
−あらすじ−
演出家作家役者を1人で務める、鬼才野田秀樹。彼は34のときに右目を失明している。その事実を刻名に記した自伝的な話と、いつの間にか、彼がその頃書いていた一つのノンフィクション演劇の戯曲の内容とが、巧妙に折り重なっていく。
シャッターが降りるように見えなくなった右目と、フリーカメラマンの一ノ瀬泰造氏が命をかけてシャッターを切り続けたカメラ。
虚構と現実の間で残された目は何を見るのか。
その使命を探るため、彼らは導かれるように赤い地の果てへと旅立つ···
−日時−
7月11日 15:00〜/19:30〜
7月12日 13:00〜/17:00〜
−料金−
前売り 2000円
当日 2500円
高校生以下 1000円
(要学生証)
リピート割 500円
(本公演の半券をご提示ください)
※また本公演より前に、大阪芸術大学内にて無料プレビュー公演を予定しております。こちらをご観劇頂いた20歳以下の方は本公演を500円引きで観ていただけます。また詳細が決まり次第追って公表致します。
−会場−
ウイングフィールド
−出演者−
村尾翔司
寺田結美子
本城雪那
−スタッフ−
制作 出之口愛実(尾崎商店)
制作補佐 一樹めい子
三島祐亮
舞台監督 北野ひかり
照明 後藤綾
音響 遠山和泉
大日方万梨亜
宣伝美術 中島佳保
ご予約はこちらのチケット予約フォームからお願い致します。
https://www.quartet-online.net/ticket/hinokasanotoriko
是非ともお越し下さい。
ヒノカサの虜一同、心よりお待ちしております。